明治安田J2リーグ 第2節
2026.8.15 [SAT] 19:00 アシさと

今治

  • 6' 森 晃太
  • 68' 持井 響太
2 - 3
1 前半 2
1 後半 1

大宮

  • 12' カプリーニ
  • 27' カルリーニョス ジュニオ
  • 90+1' 小島 幹敏
試合経過
練習が実を結ぶ現状。試合でぶつける揺るぎない自信
1-0で新潟に競り勝った開幕戦の勝利は、ナルシス・ペラッチ・ナダル監督の下で積み上げてきた「オーガナイズされた攻守」を表現した結果の勝点3だったと思う。2点目を決めていればもっとラクに試合を運べたとか、相手の決定力不足に助けられてなんとか逃げ切ったという辛口の見方もあるだろうが、開幕前から繰り返してきた練習が実を結んだと、ポジティブにとらえたい。

例えば、セットプレーの守備に関して。ナダル監督は「大宮に来る前、ヨーロッパで百年構想リーグを分析して改善点の一つと感じたので、プレシーズンで時間を費やしてきました。スタッフのハードワークと選手たちの力が重なり、結果として表れたと感じています」と言う。試合終了間際、大宮の選手たちは気持ちだけで新潟の猛攻をしのいだわけではない。GKまで上がってきてのCK、それに続くクロスをはね返すことができたのは、練習の賜物だ。

ライプツィヒのキャンプでは、FKやCKを想定した守備の練習で「足を動かす」「声を掛ける」「ボールにアタックする」「ラインを上げる」に重点を置きつつ、インスイングとアウトスイングの両方のボールに対する守り方を徹底していた。ニアとファーの選手たちの動き、クリアした方向に対応して誰が、どうプレッシングを掛けるのか、押し上げたラインの設定など、細部にこだわりを持って練習に励む選手たちの姿があった。

「練習量に関しては、これだけやっているチームはないんじゃないかと思うくらい多いと思います。あとは1回1回の練習に対するコーチングスタッフのエネルギーがものすごく大きい。あそこまでやってくれるスタッフの姿を見ると妥協できないし、選手たちは優勝するために頑張っているので、全体的にすごく良い雰囲気で練習できていると思います」

西尾隆矢と並んで体を張り続け、無失点での勝利を支えた尾崎優成も、守備の精度が上がったことに関して指揮官と似た言葉で自分たちの現状を分析している。

今治に挑むアウェイゲームも難しい試合になるだろう。ただ、今の大宮には胸を張って語れる日常とハードな練習で培った揺るぎない自信がある。その事実は決して変わらない。

(文:粕川 哲男)

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監督コメント
開幕戦に関しては、自分たちがやるべきこと、戦うところや走るところを本当に実践して、選手たちが自分の持てる力を捧げてくれた結果だと思います。実際、走行距離はリーグで2番目の数値だったと聞きましたし、ハイスピードランニングやスプリントの距離も有数のデータを出してくれています。そのあたりは自分が求めている部分ですし、選手たちに課してきた部分でもあります。今後もそうした戦いを見せることができれば、われわれは対戦相手にとってプレーするのが難しい相手になっていくはずです。

また、スタジアムの雰囲気が最高でした。ファン・サポーターの皆さんは試合の最初から最後まですばらしい雰囲気を作り出してくださいました。自分たちが見せたい姿を見せていくうえで、ファン・サポーターの皆さんの力はすごく大きい。最高の雰囲気でわれわれを支えてくれているので、本当にありがたいと感じています。

リーグ全体で足をつった選手、ケガをした選手がいますが、シーズンの序盤でこの暑さもあるので、あり得る状況だと思います。自分たちは、そこもアドバンテージにできればと考えています。というのも、選手たちはプレシーズンでハードワークを重ねてきました。理想としては先発した選手が90分プラス、アディショナルタイムまでプレーしてほしいと考えていますが、それができないなら、途中出場の選手たちが確かなパフォーマンスを見せてくれると信じています。そのために、プレシーズン中にしっかりとトレーニングを積んできました。

今治は非常に難しい相手だと思います。今まさに試合に向けて分析しているところで、その結果を選手たちに情報として与え、戦い方に落とし込んでいきたいと考えています。選手たちには、週末の試合はすばらしいチームを相手にするかなり難しい試合になる、とアプローチしようと思っています。

今治のアベル(・モウレロ・ロペス)監督は、個人的にもよく知っている間柄の方です。とても良い指導者で、しっかりと準備してチームを仕上げてくる印象があります。実は、私がUEFA公認プロ指導者ライセンスを取得する際の先生でした。そうした意味では師弟対決にもなるので、私としては成長した自分自身の姿を見せたいという思いもあります。新潟戦との開幕戦はもう過去のことなので、今治戦だけに集中して準備を進めます。
選手コメント
キャンプからここまで、今までにないぐらい練習してきたし、走ってきたので、開幕戦が終わっただけですが、やってきたことが実を結んだと感じています。最後は押し込まれる展開になりましたけど、誰一人妥協することも惜しむこともなく走り続けて、戦い続けた結果がクリーシートによる勝利だったと思います。守備陣がどうこうではなく、攻撃陣も含めて選手全員が戦った証かなと思います。

決定的なシュートもあった中で、決め切れないとああいう展開になると言われがちですが、守備陣としてはハーフタイムに話し合って、ある程度想定していた展開でした。選手同士そういう話ができていたこと自体がポジティブなことで、共通認識があったから無失点で勝つことができた。押し込まれたときのゴール前でのバタバタ感が減ったのは、評価できるとポイントだと感じています。

チームとしては、開幕戦で得た自信を過信にせず、しっかりと次の相手である今治に対して臨まなければいけないと思います。個人的に、開幕戦の自分のプレーが良かったとは思っていません。まだまだ改善するポイントが多いし、攻撃でも守備でも、もっと圧倒的存在にならないといけないと感じています。まだまだやるべきことは多いと思うので、しっかり修正して、今治に勝てるように頑張りたいです。

あれだけハイラインを引いて戦っていれば、試合中に(最終ラインが)ひっくり返されることが2、3回は絶対にあると思います。大事なのは、そこでズルズルと下がらないこと。ハイラインを保ちながら最後を守り切る能力は、個人的にもチームとしても伸ばしていかなければなりません。僕自身、相手と入れ替わらない自信、入れ替わったとしても最後にやられない自信は百年構想リーグからついてきていますし、そこが自分の持ち味の一つだとも思うので、絶対に負けちゃいけないというつもりでプレーしています。

今治に関しては分からない部分が多いですが、どういう相手が来ても、新潟戦のようなエネルギーをもって戦えるかどうかが大事だと思います。開幕戦を終えて、最後は気持ちとかエネルギーが結果を大きく左右すると感じたので、次の試合に向けてモチベーションを落とさないことが1番大事だと思います。

開幕戦はチケットが売り切れましたし、すごく暑い中で準備をして、あれだけすばらしいコレオグラフィーを見せてもらったので、入場のときにありがたさを実感しました。本当に心強く感じ、ファン・サポーターの皆さんのためにも絶対に勝つと思いました。皆さんのサポートがモチベーションになっていることは間違いないので、すごく感謝しています。
Jリーグデビューできたことをうれしく思います。自分が良いプレーをして、チームとして勝てるように頑張っていきたいので、今後も出場する機会があれば、自分の良さを出してチームに貢献していきたいと思います。プレーできる時間があればあるほど自分の良さをファン・サポーターの皆さんに披露することができると思うので、それをしっかりと見せられるように準備していきたいです。

本当にたくさんの方がスタジアムに足を運んでくださって、スタジアムに来られない方の声援も毎秒毎秒しっかりと感じることができました。そういったパワーは、ピッチに立つ選手の力になっています。われわれが、ファン・サポーターの皆さんからいただいているものに対してお返しができるよう、プレーで感謝の気持ちを示せるよう、今後も練習から準備していきたいと思います。

タイからの応援、反応は、すごくうれしいことです。多くの人がサポートしてくれています。もちろん、私だけでなくRB大宮アルディージャについても深く知ってもらう機会になると感じています。国籍に関係なく、タイ人である私だけではなく、日本人選手、またこのチームには外国籍選手もたくさんいるので、すばらしい才能を持った多くの選手の存在を知ってもらえているはずです。そのような応援を励みに、今後も頑張ります。

自分自身もっと良くしていくべき部分があります。それを意識して日々頑張ることが自分のためにもなりますし、ファン・サポーターの喜びにもつながると思うので、一層努力していきたいと考えています。

次の今治戦はアウェイゲームです。初めてアウェイで戦うので、大切な試合になると思います。アウェイでも、しっかりと勝点3を取ることが大事です。チームとして掲げているJ1昇格という目標を達成するためには、毎試合勝利を重ねること、勝点を重ねていくことが大事だと思うので、確実に結果を残して、さらに上、さらに上とステージを上げていければと思います。
開幕戦には勝てましたが、長いシーズンなので一喜一憂せず、続けていくことが大事だと思います。スタートダッシュを切るためにも継続できるかどうか。昨年のように開幕から連勝しても最後で負けてしまったら意味がないので、良かったところは継続して、もっと良くできるところは改善していくということをチーム全体でやっていきたいです。

たかが1試合です。もちろん、試合の結果が良ければ、ここまで頑張ってきて良かったと思いながら前向きな気持ちで練習に取り組めますが、コケたときにどうするかのほうが大事。うまくいかなかったときや勝てなかったとき、選手としてどういうマインドを持つべきか、チームとしてどう立て直すべきか、そのあたりに関して、いろいろ考えています。

これだけの暑さなので、最初から試合に出ているメンバーに足をつってしまう選手や、ケガをしてしまう選手が必ず出てきます。だからこそ、交代枠を含めてチームの総合力の勝負になってくると思います。まず、スタートから出る選手は力を出し切ることが大事だし、途中から出る選手は何ができるか。特に夏場は、そのあたりが勝敗を分けるポイントになってくると思うので、どちらの役割でもまっとうしたいと思います。

新潟戦の最後の最後は、一人ひとりの気持ちの部分が大きかったと思います。後半は特に前からプレッシングを掛けられずに、相手にボールを持たれる時間が増えました。自分たちがブロックを組んでリトリートして守る時間が多くなりましたが、個人的には、あれはあれでいいと思う。あの守り方もできるというところが、ここまでずっと練習している戦い方なので。もちろん、改善すべきところはたくさんありますが、深く考える必要はないです。

あの雰囲気のスタジアムで試合ができるのは、本当に幸せなことです。何より、みんながハッピーな気持ちで帰ってもらうことが一番なので、勝てたことは良かったです。自分たちが頑張って結果を残せば、今後もああいったすばらしい雰囲気で試合ができると思うので、毎回あれぐらい入ってもらえるように続けてやっていきたいです。良いチームだと思うので、アウェイゲームですけど、しっかりと勝点を持って来れるように頑張ります。
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 立川 小太郎
DF 2 梅木 怜
DF 3 孫 大河
60'
DF 15 菊地 健太
DF 35 櫛引 一紀
84'
MF 5 新井 光
MF 8 森 晃太
MF 17 持井 響太
MF 80 中井 卓大 ピピ
74'
FW 10 エジガル ジュニオ
74'
FW 14 駒井 善成
60'

控えメンバー

GK 18 伊藤 元太
DF 29 丸山 大和
84'
DF 99 ガブリエル ゴメス
60'
MF 7 山田 貴文
74'
MF 22 安部 裕葵
60'
MF 25 佐藤 璃樹
MF 36 久保 恵音
FW 11 ウェズレイ タンキ
FW 19 古山 兼悟
74'

監督

アベル モウレロ

スターティングメンバー

80'
69'
90+3'
69'

控えメンバー

69'
80'

監督

ナルシス ペラッチ ナダル
試合詳細
16 シュート 12
8 GK 13
6 CK 3
13 直接FK 9
1 間接FK 3
0 PK 0
試合データ

主審

俵 元希

副審

廣瀬 成昭

副審

松本 康之

第4の審判員

堀 格郎

入場者数

8,349人

天候

曇、無風

ピッチ状態

良芝

気温/湿度

29.6℃/65%

HIGHLIGHT

アディショナルタイムの劇的弾!! 小島の一撃で連勝を飾る
2026/27シーズンの第2節は、FC今治とのアウェイゲームだ。大宮はナルシス・ペラッチ・ナダル監督、今治はアベル・モウレロ監督と、どちらもスペイン人指揮官が率いる。ナダル監督がUEFA指導者ライセンスを取得する際の講師がアベル監督で、極東の地で実現した師弟対決としても注目を集めた。

大宮のスタメンのうち10人は、1-0で勝利した前節の新潟戦と同じだ。唯一の変更点として、インサイドハーフの山本がメンバー外となり、中山がスタメンに指名された。控え選手は新潟戦から3人の変更があり、イヨハ、エドワード、日髙がベンチから出場を待つ。システムは前節と同じ4-3-3だ。

キックオフからわずか20数秒、中山が相手GKからCBへのパスを引っかける。3分には加藤玄が相手陣内でボールを奪い、カプリーニのパスから泉が右足のコントロールショットを放つ。これはオフサイドとなるが、試合の入りは申し分ない。

ところが、6分に先行を許す。自陣右サイドからの相手FKが、誰にも触れることなくゴール左スミへ流れ込んだ。

ビハインドを背負ったものの、慌てることなく相手ゴールへ迫る。8分、トム・グローバーのキックを泉が相手DFに競り勝ってヘッドで落とし、カルリーニョス・ジュニオがテクニカルな右足ループで相手ゴールを脅かす。

12分には同点弾が生まれる。敵陣でボールを奪い返すと加藤聖の縦パスをカルリーニョスがフリックし、豊川を経由してボールは左サイドへ。泉がGKとDFラインの間へグラウンダーのクロスを通すと、ファーサイドのカプリーニが左足でプッシュした。

その後も試合の主導権を握る。前線からのプレスで相手のパスミスを誘う、パスコースを限定して敵陣で奪い返す、といったプレーができていた。今治で警戒すべき1トップのエジガル・ジュニオは、西尾と尾崎の2CBがクリーンかつハードにチェック。アンカーと2人のインサイドハーフ、さらには両ウイングとカルリーニョスも守備の局面で足を止めず、今治に攻撃の起点を作らせない。

相手陣内でサッカーを進めていく大宮は、27分に2点目を奪取する。右SB関口が自陣からドリブルでボールを運び、内側のレーンを進んで豊川へつなぐ。背番号10は鋭いターンから左足を振るが、相手DFにブロックされる。そのセカンドボールを加藤聖が収めると、左足でピンポイントクロスを供給する。CBの背後を取ったカルリーニョスが、ヘディングシュートを決めた。J2通算100試合出場となる節目のゲームで、32歳のブラジル人FWがリーグ戦初ゴールをゲットした。

33分には相手GKが5秒以内にゴールキックを蹴ることができず、攻撃側のCKとなる新ルールが適応される。前半から激しい消耗戦となった一戦は、大宮が1点リードでロッカールームへ戻った。

追いかける立場のホームチームが、後半開始からパワーを注いでくるのは想定の範囲内だ。それでも、大宮はゴール前でしっかりと身体を張り、決定的なシュートは許さない。

逆に52分、カプリーニのゴリゴリと音がするようなドリブルが相手の守備組織を混乱させ、カルリーニョスがペナルティエリア内右からクロスを入れる。GKが弾いたボールを泉がフリーでプッシュしたが、惜しくもバーに嫌われてしまった。

その後は自陣での攻防が続く。今治が60分の2枚替えで攻撃のギアを一段上げ、相手陣内でサッカーをすることが難しくなる。68分にCKのセカンドボールを蹴り込まれ、同点とされてしまう。

直後の69分、ナダル監督も動く。泉、豊川、カルリーニョスに代え、スファナット・ムエアンタ、小島、マギーが送り込まれる。マギーはJリーグデビューとなった。

80分には中山に代わって杉本が起用される。直後の81分、スファナットが斜めのランニングでDFラインの背後を突き、至近距離から鋭いシュートを浴びせる。これは惜しくも枠をとらえられなかった。

後半のアディショナルタイムは5分だった。両チームともに次の1点をどん欲に狙っていくなかで、大宮がゴールをこじ開けた。

加藤聖が対角線のパスを鮮やかに通すと、これを受けた関口が右サイドから縦へ抜け出す。グラウンダーのクロスはDFにカットされるものの、すぐ目の前の小島がボールを収める。DFとGKの位置を見定めた一撃が、大宮のファン・サポーターの目の前のゴールへと突き刺さった。90+1分、大宮が土壇場で一歩前へ出た。

ナダル監督は90+3分に、最後の交代カードを切る。カプリーニに代えて、イヨハを投入する。CBの枚数を増やしてクロス対応をより強固にし、守備時は5-4-1で相手の攻撃を跳ね返す。

90+7分の今治のCKでは、相手GKもゴール前へ上がってきた。緊迫感が増すなかで西尾がヘディングでクリアし、加藤聖がタッチライン外へボールを蹴り出したところで、終了のホイッスルが鳴り響く。プレーの強度も集中力のレベルも最後まで落とさずに、正しい判断を積み上げてつかんだ勝利だった。

消耗度の激しい夏場のゲームでは、「自分たちのやりたいこと」を追求しながら、「その瞬間にできること」を選択していく柔軟性が求められる。アウェイの厳しい環境で競り勝った大宮は、勝利にふさわしいパフォーマンスを見せたと言えるだろう。

(総評:戸塚 啓)

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監督コメント
とても激しい試合で、インテンシティもとても高かったと思います。われわれのチームは、いい時間に仕事をしてくれたと思います。最後まで勝利できると信じてプレーしてくれました。試合に勝つには、自分たちが勝てると信じてプレーしなくてはいけないと思っています。自分にとっては、その点で言えば一歩先に進めたのではないかと思います。

もちろんアウェイに来たので、アウェイのサポーターからのプレッシャーがあったりすると考えることもあるかと思いますが、そうではなかったと思います。われわれのチームは、自分たちのことを信じてもらいたいと思っています。そこに信念を持つこと、今日の自分たちにはそういったものがあったと思います。

もちろん、試合の中で戦術的、技術的に、いい部分、悪い部分があったと思います。相手チームから自分たちにプレッシャーがかかったシーンもありました。そういった中でも、文句を言ったりうまくいっていないなどと言うのではなく、しっかりと向きあって立ち向かってくれました。チームのため、クラブのためです。そのことに関して、自分は彼らのことを本当に誇りに思います。

交代を準備していた中で失点をしてしまいましたが、自分のキャリアでは初めてあのような形で交代をそのまま進めました。これまでは失点をしたら交代を止めていたのですが、自分の感覚を信じたかったのです。失点をする前、少しチームのエネルギーとメンタリティが落ちているように感じたので、3枚替えをしました。失点をしてしまってもまだ勝てる時間はあると思っていましたし、今週は(小島)幹敏がトレーニングをいい感覚でやれていると感じていました。まだ17歳のマギーも、今週のエネルギーは良かったと思います。バンクも自分たちにとってすごくいいエネルギーをもたらしてくれると思っています。彼らであったりこのチームのことを信じているからこそ、あの交代を進めました。
選手コメント
立ち上がりに失点しましたが、それでも慌てることなくしっかりそこから巻き返すことができました。百年構想リーグではこういった試合をなかなかモノにできないことがありましたが、こういった試合をモノにできるようになってきているのはプラスですし、自信になったと思います。

今シーズン初めてのアウェイゲームで、相手のホーム開幕戦でもあったので、相手の勢いに飲まれる可能性もあったと思います。最初に失点してしまいましたが、相手をうまく乗らせないように意識して試合に入りました。

アシストという結果をやっと一つ出せたのはよかったと思います。守備の時間帯でも逆サイドが多くあまりボールが来なくて守備のシーンはそこまで多くなかったのですが、流れの中から失点しなかったのはよかったところかなと思います。

百年構想リーグでもみんな戦っていたとは思いますが、その中でも最後のところで粘り切れなかった試合もありました。でも今は最後まで全員が身体を張れていると思いますし、プレスの行き方も時間帯によって変えたりとか、自分たちの中でそれを話しながらできているので、そういったところは今の粘り強さにつながっていると思います。

流れの中からのキックは調子がいいですが、止まっているボールのキックが少し合っていなかったりうまく蹴れていないので、今後はそこも合わせてアシストを狙っていきたいと思います。
本当に難しい試合でしたし、そうなることを全員が理解して臨みました。J2リーグではこういった試合がたくさんある中で、自分たちがそこに対してどう準備をして立ち向かうかが重要で、組織としては勝点3が一番大事です。それを自分たちがしっかりとこのアウェイで勝ち取ることができたので、今日の勝利に関してはすごくポジティブだと思います。

どの試合でもそうですが、いかに自分たちが集中した状態を保てるかということが大事ですし、メンタル的にもフィジカル的にもポジティブな状態を保ちつつどう相手に立ち向かうかが大事になってくるので、しっかり勝利を届けること、自分たちが勝つ試合をすることをいつも意識しています。

得点の場面は、クロスのところで(加藤)聖とその前からずっとコミュニケーション取っていました。彼は本当にすばらしい選手ですし、キックに関して本当にクオリティの高い選手なので、信じてクロス上げてくれと頼みました。自分は自分の仕事をしただけですが、ちゃんとポジションを取ってしっかり決められたことはもちろんうれしいですし、家族のためにも、自分のためにも決められて本当によかったです。

次の札幌戦もアウェイで、間違いなく今日のような難しい戦いになると思います。ただ、互角に戦えるチームですし、仲間を信じてやっていくだけです。自分たちのサッカースタイルを全面的に主張して、しっかりといい試合をして、またアウェイでも勝点3を持ち帰りたいと思っています。
チャンスは結構ありましたし、ゲーム自体は決め切れない流れの中で、相手ペースのときに失点してしまいました。2-2だったので点を取りたかったですし、ペナルティエリア内にどんどん入っていくことを意識していたのですが、頑張って走っていたらこぼれてきてくれてラッキーでした。

1-2のときに交代で入る準備をしていたので、自分がボールを受けたりしてタメを作ったり、流れを持ってくるイメージをしていましたが、入るタイミングで2-2になってしまったので、点を取りに行かなければいけないと思いましたし、エリア内に入っていくことを意識して入りました。また、ハーフタイムでも言われたのですが、セカンドが拾われていたので、その球際のところはまず負けないようにしようと思っていて、そこもある程度やられなかったのでよかったです。

得点の場面は、(加藤)聖のフィードが入って、(関口)凱心がたぶん縦に行くだろうと思って、ニアは間に合わないのでマイナスで来るかなと思っていたら凱心がニアに出して、それがうまく相手に当たって、マイナスで待機していたらうまくこぼれてきたので蹴り込むだけでした。

自分のポジションはペナルティエリア内に入ることを結構言われているので、走らなければいけないなと思いますし、逆に守備でも戻らなければいけないのですが、そこは自分も頑張れる方なので、しっかりやりたいと思っています。

アウェイで今日のように追いつかれる展開になると、流れがホーム側にいくと思うのですが、その中で自分たちがこうやって勝ち越すことができて、こういうチームが強いと自分は思っていて、チームとしても個人としてもすごく自信になると思います。
フォトギャラリー

(写真:早草 紀子)