明治安田J2リーグ 第23節
2025.7.12 [SAT] 18:30 JITス

甲府

  • 47' エドゥアルド マンシャ
1 - 0
0 前半 0
1 後半 0

大宮

試合経過
監督コメント
次節の甲府戦に向けては、攻守においてインテンシティをしっかり発揮できるように準備しています。甲府の印象は、最近だと前節は0-2から4点を取ってひっくり返していて、一番いい状態にあるチームかなと感じています。ここ数試合の戦いを観ていても我々と数値が似ていて、オープンからの失点はほとんどなくて、際どいゲームを勝ったり引分けたりしているチームなので、非常に手強い相手だと思っています。

相手はセットプレーを含めストロングが非常にはっきりしているチームなので、そのストロングに対して自分たちがしっかり対抗しつつ、相手のウィークをしっかり突けるようにやっていきたいです。アグレッシブに局面で出て行って、しっかり勝ち切るということが今は一番大事なので、しっかり勝ち切った上で、やっぱりインテンシティを発揮できて、いいゲームだったと言えるようにしたいと思います。

いつも応援してくださるサポーターの皆さんに対して、ここ数試合は勝利を届けられていないので、アウェイの地でしっかり勝利を届けられるように、全力を出して戦いたいと思います。
選手コメント
チームとしては、今は結果がなかなか出ずに苦しんでいる状況ではありますが、今週のトレーニングでは、もう一度今まで自分たちが大事にしてきたことを意識しながら、何が大切なのかということを全員で共有できていますし、いいトレーニングができていると思います。

前期のホームでの甲府戦は、自分は代表で不在だったのでそこまでの印象はないのですが、前節を観る限り後半に4点を取って勝っていますし勢いもあると思うので、自分たちが受け身にならずに戦っていければと思います。相手は守備が堅いイメージなので、点が取れない時間が長く続いたとしても焦れずにやり続けたいと思っています。

中断前と中断明けの試合が大事ということはチームの中でも話をしていますし、まずは結果が大事ですが、結果とともに自分たちがやるべきこととやりたいことを両方出せるような試合にしたいです。

今はなかなか苦しい状況ですが、サポーターの皆さんにはいつも変わらず熱い応援をしてもらって、スタジアムにもたくさんの方が応援に来てくれて、本当にありがたく思っています。結果で恩返しができるようになんとしても勝点3を取るので、引き続き応援をよろしくお願いします!
チームとして絶対に連敗はできないですし、今は勝てない時期が少し続いていますが、甲府戦は必ず勝って中断期間を迎えたいと思っています。最近はファイナルサードのところで少しうまくいっていないというか、自分たちはペナルティエリア内に入っていく人数が多いので、もう少し簡単に周りを使うとかシンプルなことを今週のトレーニングでは再確認しました。

甲府は前節の0-2からの大逆転を観ても力を持っているんだろうなという印象はありますし、3-4-3でしっかり守備をしてくる堅いイメージです。同じ左利きで、水戸でも一緒にやっていた平塚悠知選手はいい選手ですし、警戒しています。大塚監督にはアカデミーでもトップチームでも指導していただきましたし、意識するところもありますが、なおさら負けられないです。

前節は2失点して負けているので、まずはしっかりゼロで抑えて、また直近は複数得点もできていないので、相手は堅いですがそこを複数得点で破れたらいいなと思っています。

最近は勝てていないのですが、それでもNACKでもアウェイでもたくさんの方が足を運んでくれているので、本当に感謝していますし、申し訳ない気持ちもあります。次はアウェイですがここでしっかり勝って、もっと応援してもらえるように頑張りたいです。
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 河田 晃兵
DF 17 土屋 巧
DF 3 孫 大河
DF 40 エドゥアルド マンシャ
MF 24 佐藤 恵介
84'
MF 16 林田 滉也
MF 14 田中 雄大
71'
MF 6 小林 岩魚
84'
MF 10 鳥海 芳樹
MF 77 マテウス レイリア
65'
FW 44 内藤 大和
71'

控えメンバー

GK 97 東 ジョン
DF 2 井上 樹
84'
DF 21 ヘナト アウグスト
84'
DF 7 荒木 翔
MF 20 遠藤 光
71'
MF 8 中山 陸
MF 11 熊倉 弘達
FW 9 三平 和司
71'
FW 29 大島 康樹
65'

監督

大塚 真司

スターティングメンバー

80'
76'
57'
76'
57'

控えメンバー

57'
80'
76'
76'

監督

長澤 徹
試合詳細
8 シュート 12
9 GK 6
6 CK 3
13 直接FK 8
3 間接FK 0
0 PK 1
試合データ

主審

須谷 雄三

副審

藤澤 達也

副審

宮原 一也

第4の審判員

酒井 達矢

入場者数

9,637人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

28℃/40%

HIGHLIGHT

最後までゴールを奪えず、今季初の連敗
明治安田J2第23節は、甲府に挑むアウェイゲームだ。

リーグ戦はこのあと中断期間に入り、再開は3週間後となる。長澤監督はJ3リーグを戦った昨季から中断前後の試合の重要性を口にしている。5試合連続ドローで迎えた前節、いわきを相手に今季4敗目を喫したチームは、そこからどう立て直し、どんな内容と結果でインターバルを迎えるのか。

この日のメンバーはゴールマウスに笠原が立ち、最終ラインは茂木、ガブリエウ、市原、下口の4枚。中盤の底で和田と小島がコンビを組み、2列目の右にカプリーニ、左に津久井。前線に豊川と杉本という布陣。いわき戦で先発を務めたイヨハ、負傷した石川、泉の3人が外れて、茂木、和田、豊川が入った。試合開始から4バックで臨むのは、昨年7月の第20節・沼津戦以来だ。

開始6分、最初の決定機は甲府。孫からのパスを受けた鳥海に中央を破られて左足シュートを許したが、これは枠を外れて難を逃れた。直後、大宮は左サイドでパスをつないでゴールへ迫る。カプリーニからのパスを受けた和田が折り返し、最後は豊川が右足で狙ったが、ボールはGK河田の手中に収まった。

15分、縦パスに抜け出たマテウス・レイリアをガブリエウがスライディングで止めに行くが、そのまま持ち込まれて右足を振られてしまう。しかし、戻った市原と茂木が身を挺し、飛び出した笠原がなんとか体に当ててCKに。あわやのピンチだったが、大宮の諦めない姿勢と高い集中力を確認できた場面だ。

和田のボール奪取をガブリエウと小島がつなぎ、最後は杉本が遠目から左足で狙ったシュート、津久井のドリブル突破からこぼれたボールを茂木が狙ったフィニッシュ、豊川のプレスバックからボールを奪い、人数をかけたショートカウンターからカプリーニが左足で放った一撃と、立て続けにつかんだチャンスは得点にならなかったものの、20分前後はゴールを目指す大宮の積極性が際立った。

その後は、甲府の攻撃を受ける展開となる。鳥海のシュートは市原が右足を伸ばしてCKに逃れ、警戒が必要な小林のCKや佐藤のロングスローにも対応。茂木、下口の両SBがすばやい戻りでスペースを消しながら耐え、甲府の特長であるセットプレーからのゴールを許さなかった。

大宮は40分過ぎ、この試合で初めてのCKをつかむなどやや盛り返し、カプリーニがGKの位置を見てセンターサークル付近からロングシュートを放つチャレンジもしたが、ゴールに届かず。両チームともに主導権を握るまでは至らず、スコアレスでハーフタイムを迎えた。

後半開始早々、大宮は注意していたCKから先制点を奪われてしまう。右からの小林のインスイングのボールを、エドゥアルド・マンシャに倒れ込みながらの左足ボレーでネットを揺らされた。

追いかける展開のなかで大宮は前へ出る。51分、左サイドで起点を作った津久井が攻め上がった下口へパスを送り、右足でゴール前に供給したボールに反応したのは豊川。マーカーの背後を取りヘディングで叩いたが、河田のセーブにあい、こぼれ球も拾えなかった。

長澤監督は57分に豊川に代えて泉、杉本を代えてファビアン・ゴンザレスを送り込む。その直後、最終ラインからパスをつなぎ、ボールを渡さず、右サイドに流れた津久井がカプリーニとのロングワンツーをダイレクトでゴール前に入れるが、わずかに合わない。

攻勢に出た大宮は、その後も連続してゴールへ迫る。泉のパスを受けたガブリエウのシュートは相手に当たってポストを叩き、茂木のクロスからのゴンザレスのヘディングはゴールライン際でのクリアにあい、カプリーニのCKからの市原のヘディングは相手にかき出された。

圧倒的な大宮ペースで迎えた72分、ペナルティエリア内でゴンザレスが倒されてPKを獲得。しかし、カプリーニの渾身の一撃はクロスバーを直撃。さらに3分後、カプリーニのFKを市原が頭で狙ったが、ボールはわずかに左へ。飛び込んだ茂木も、押し込むことができなかった。

残り時間が刻々と減るなか、藤井と谷内田、さらに中山を入れてバランスを取りながらゴールを目指す。パスをつなぎ、スペースへのランニングを怠らず、セカンドボールを拾って厚く攻める。しかし、人数を割いてゴール前を固める甲府を崩せない。

5分のアディショナルタイムにも甲府を自陣に押し込み、藤井のクロスを茂木が頭で狙い、ゴール前の混戦から中山が右足を振る。終了間際には、下口のクロスからゴンザレスがヘディングシュートを放ち、河田が弾いたボールを泉が右足で合わせたが、ネットを揺らすことができない。

最後まで怒涛の攻めを展開した大宮は、甲府の9本に対して倍以上の21本のシュートを放ちながらも、ゴールを奪うことができず。今季初の連敗を喫して中断期間を迎える結果となった。

(総評:粕川 哲男)

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監督コメント
1,500人ほどのサポーターの方に来てもらったのですが、勝利を届けることができず大変申し訳なく思っています。信じて毎回、足を運んでくれているのですが、しっかりそれに応えられるように、またチームを強くしていきたいと思っています。

前半の最初に攻勢を取りかけたときに、攻撃の終わり方が少し相手にダメージを与えるような形ではなかったので、それで少し相手にホームの力で押し返されるような形の前半だったと思います。

後半は少し修正して入っていったのですが、最初のリスタートが少し痛かったです。一番集中しなければいけなかったのですが、ダイレクトでボレーシュートというのもありますし、ただ相手もしっかりと作ってきた形だったと思うのですが、人は足りていたのでなんとかシュートのバランスだけでも崩せたらと思っていましたが、一つは仕方ないと思っています。

そのあと攻勢に出る形になったのですが、やはり(点を)取れないと勝てないですし、良い形も良い押し込みもPKも含めてあったのですが、やはり結果的には点を入れないとこうやって勝者と敗者が分かれるというはっきりしたプロスポーツなので、そこはゲームうんぬんとかそういう問題ではなくて、自分たちに問題があるというところで、しっかりとまた改善して残り15試合に臨んでいきたいと思います。
選手コメント
前半は相手のチャンスがありながらも、そこをちゃんとしのげたというところは良かった点でした。ただ前半は自分たちのチャンスがすごく少なかったかなと思うので、やはりそこに対してもっと大胆にダイナミックな攻撃が必要だったかなと思います。

後半は入りが良くなくて失点して0-1になりましたけど、そこからは途中から出た選手もチャンスがありましたし、決め切ることができれば逆転もあったと思うので、やはり最後の質の部分が何か一つ足りないというところはチームとして感じています。

個人的には、4試合ぶりのメンバー入りで、愛媛戦以来5試合ぶりの出場でした。チームとしては、最後まであきらめずにチャンスを作り続けたというところがポジティブだと思いますし、後ろはセットプレーで失点はありましたけど、しっかり1失点でしのいでくれたことは勝つチャンスをより広げるためにも大事だったと思います。

開幕からすごく良い形で来ていてここで壁にぶち当たっていますけど、残り15試合あるのでそこでちゃんと勝点を取って、最後一番上に立ってることがやはり最終的な目標なので、そこに向けて、中断明けまで3週間くらいありますが、しっかりと練習をやっていきたいと思います。
やはり難しい試合になることは分かっていましたし、甲府がすばらしい相手だということも試合前から分かっていました。ただその中で、もちろん相手が良かったところもありましたし、相手に上回られてしまった部分もあると思うのですが、やはりサッカーなので自分たちがそれを上回っていかなくてはいけないと思っていますが、自分たちが求めていた結果を出すことはできませんでした。

チャンスをもらったときはいつでも自分がチームのために何かできることはないかということを考えて力になれるように頑張っていますが、残念ながら今日は結果がついてこなかったので、自分としても少し苦いような敗戦になりましたが、また次に向けてやっていかなくてはいけないと思うので、ここでやめることなく自分たちのやるべきことをやっていきたいと思います。

甲府は古巣ですし、ここでプレーする機会をくれたチームなので、そういった面ではとても感謝しています。ただピッチに一度入ってしまえば、相手が甲府だろうがどこだろうが関係なく、しっかり自分のモチベーションを上げて、やることをやろうと思っているので、今日もそういう気持ちでプレーしていました。

ここで中断期間に入りますが、自分たちのやってることや自分たち自身を信じ抜いて、そしてやり続けるということが大事だと思っています。小さなミスで勝点を失っている場面が多いので、そこに関してはもっともっと集中していかなくてはいけないと思っています。自分たちのできる限りのことをやって、さらに強くなって中断明けに戻ってきたいと思っています。
今日はフォーメーションが変わって少しバタバタするかなとは思ったのですが、思ったよりゲームとしてはまとまったゲームができたかなと思います。特に後半は決めるところを決めていれば、というゲームだったかなと思うので、そこまで悲観することもなく、再開に向けて準備期間も数週間あるので、チームとして良い準備ができれば、また勝点3を取れるようになっていくという手ごたえはあったかなと思います。

決定機の回数はここ数試合で一番多かったと思いますし、攻め込んでいる時間も長かったと思うので、今まではそれがゴールに結びついて勝てていたり、引分けに追いついたりしていましたけど、今日はそれが入らなかっただけかなと思っています。

前半は押し込まれたという印象というよりは、ボールを持つことができていたので、そこでうまいこと攻め込める回数が減ったという感じでした。ただそれはボールを持つ以上は仕方ないというか、ボールを持つメリットが出る代わりに出るデメリットだと思うので、その流れで失点していないということはそれでいいのかなと思います。あとはどう効果的にボールを保持しながらゴール前に入っていくかというのは、もう少しチームとして積み上げる必要があるかなと思います。

もちろん優勝するつもりで全員やっていますけど、J3から昇格してそんなにうまくいくわけないですし、今まではどうにか五分とか五分以下のゲームを拾ってこられて、それも自分たちの力ですけどそこまで圧倒してたわけではないので、こういう時期も来るかなと思います。ただそれを受け入れるかと言われたら、この3週間でどうにかしようというところです。

勝てていない時期、時間が続いてるのですが、かといって昇格をあきらめているわけでもないし、チームとして積み上げている最中なので、こういうこともチームとしては全然ありえることで、ここからどう勝てるチームになっていくかが大事かなと思うので、3週間チームとして集中できればなと思います。
フォトギャラリー

(写真:早草 紀子)

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