SOMPO WEリーグ 第21節
2025.5.11 [SUN] 14:00 NACK

大宮V

  • 12' 齊藤 夕眞
1 - 2
1 前半 0
0 後半 2

東京NB

  • 73' 土方 麻椰
  • 74' 氏原 里穂菜
試合経過
監督コメント
国立で試合をできたことは、選手もそうだと思いますが、我々指導者にとってもすごく大きな経験になりました。立ち上がりから相手をしっかり叩くというところに関して、選手もアグレッシブに入ってくれましたし、髙橋のすばらしいシュートであったり、多くのチャンスがあった中で、あと一つその時間帯に取れていれば良かったかなということは率直に思います。逆に後半は少し難しい展開になりましたが、最後にあのような形で追いつけたことは、選手たちが本当にすばらしかったなと思います。スタートで出た選手も、途中から出た選手も、本当に勢いを持ってプレーしてくれたことは、チームにとってすごくポジティブなのかなと思います。

素早い攻撃のところとサイドに展開をするところ、ポケットを取りに行くところは、迫力を持ってできたと思いますし、そういった点で言えば本当に勝ち切りたかったなと思うところもあります。ただ、あれだけの方が来てくださったというシチュエーションも、かなり加点されているところもあるので、やはり選手にとっても多くの方に見に来ていただくということは、本当にすばらしいことなんだなと思います。

男子トップチームに関しては絶対に勝つと思っていましたし、逆を言えば、私の中では男子の勢いというものを先に借りて、なんとか自分たちも勢いを持って戦いたかったというところもあります。その中で、試合展開の部分で最後の最後に追いつけたことが少しでも男子に勢いをもたらせていたらありがたいと思いますが、どちらかと言えば、私たちが男子のパワーを借りたというところの方が大きいのかなと思います。ただ、男子のスタッフやクラブ関係者の皆さんが私たちにも日常的に声をかけてくださるというところは、本当にありがたいところですし、男子の選手も私たちの試合を見に来てくれていたりだとか、そういったところで私たちが最後に追いつけて次に持っていけたということで、少しでも日ごろの恩が返せていたらありがたいなと思います。

東京NBはタイトルのかかったゲームだと思いますし、もともとすばらしい若い選手たちが多く在籍していて、技術もある、個々の突破力もあるというところに対して、私たちがいかに下がらずに戦えるのかというところは準備していきたいと思います。ホーム最終節ということもありますが、一つの勝負として、自分たちが順位を上げるために必ず勝点3を狙っていかなければいけないゲームになると思うので、コンディション的にも少しタイトなところもありますが、来てくださる皆さんの力を借りて、しっかりアグレッシブに戦えればと思います。

前節は迫力のある攻撃をするため、前線に齊藤、井上、大島、仲田というパワフルな前線がいた中で、特に追いついたゴールシーンもそうですが、少し男子のようなと言ったらおこがましいところもありますが、そのようなゴールに直線的に向かうシーンというものが、皆さんにとって少しサプライズだったのかなと思っているところもあります。ただ、そこは私たちのストロングでもあるので、そういった回数が多く見せられるようにしたいと思いますし、最後の追いついたゴールもやはり私たちのサポーター側に攻められるという最大のメリットがあって、何としてもその人たちが後ろにいるゴールにゴールを届けるというところだったと思うので、また最終節、選手に力を貸していただければありがたいと思いますし、その中で来てくださった方に勝利と笑顔を届けられるように戦いたいと思います。また、"大宮アルディージャVENTUS"という名前とこのエンブレムでNACKで戦うことは最後になるので、普段と変わらない一戦として、勝点3を取りに行くと同時に、そういったものへの感謝であったりだとか、また新しい風を、新しいフェーズに向けてかけていけるような、そんな一戦にしっかりしていければと思います。
選手コメント
あれだけ多くの人の前でサッカーができたことはすごくいい経験になりましたし、率直に楽しかったです。前半は、いい守備からいい攻撃ができて、シュートまでいけたことはすごく良かったと思っています。ただ、やっぱり最後の部分で決め切らなければ、勝点3は遠くなることをあらためて実感しました。

日ごろから応援してくださるVENTUSのサポーターさんや、国立で初めてVENTUSを見てくださった方だったり、さまざまな形で国立に足を運んでくださったと思いますが、結果としてVENTUSを今後も応援したいと思ってくれる方たちが、少しでも増えたのであればすごくうれしいです。もちろん男女同日開催ということもあって、あれだけ多くの方が駆けつけてくださったと思いますが、女子だけでもあれだけの人数を集められるように今後やっていかなければいけないと思います。

狙いを持った守備、連動してここで取り切るという部分は、(杉澤)海星さんとコミュニケーションを取りながらやっていて、取り切れたときはすごく手ごたえを感じます。個人的にコンディションもすごくいいですし、スプリント回数も増えてきているので、もっとチャンスに絡めることができるようになりたいです。

東京NBはポゼッションチームだと思うので、ボールを握られる時間は圧倒的に多くなってしまうと思いますが、狙いを持った守備を見せられるように、奪ってそこから良い形でカウンターだったり、クロスからシュートだったりを増やしたいです。また、来てくださった皆さんに勝点3を届けられるように、選手は本気で1試合1試合挑んでいるので、最後まで一緒に戦っていただければうれしいです。皆さんに私たちのサッカーを楽しんでもらうことは、自分の中で大事にしていることなので、タテへの突破や守備の強度だったりを見てもらって、また来たいと思ってもらえるように頑張ります。ぜひ、多くの方に会場に来ていただけたらうれしいです。
人生で初めてあれだけ多くの方に会場に足を運んでもらって、一つのプレーで沸くというか、歓声がすごく聞こえたことは、自分としては見ている側でしか感じたことがなかったので、実際にピッチに立つ側になってみて、あらためて本当に力にもなりましたし、やっていて本当に楽しかった、そんな90分間でした。

結果で言えば、本当に勝ち切れなかったのが悔しいですが、試合終盤に逆転された中で、最後まで誰一人諦めることなくゴールを目指し続けて、同点にできたことはすごくポジティブだと思います。ただ、やっぱり2失点したことは、DFとしてチームを勝たせるには力不足を感じました。

(西尾)葉音の得点の起点になったシーンはあまり覚えていませんが、相手のボールタッチが長くなったところは狙っていましたし、そこで奪えて相手の動きを見て冷静にターンできて、前線で走っている選手が全員見えていました。そんな中で対峙している相手の体の向きが一番悪かったうーさん(齊藤)を選択できたことも良かったと思います。あのときを映像で振り返っても、案外冷静な自分がいたなと思いました。

試合終盤のあの時間に失点をしてしまったので、とにかく前に前にボールを運ぶしかなかったですし、本当に入ったときは良かったという気持ちが強かったです。ハーフタイムに(今村)南海が泣きながらみんなに「本当にごめん。お願いだからもう一回(ゴールを)取ってきてほしい。」と全員に謝ってきて、そういうこともあって、チームにより一体感が出ましたし、やってやろう精神が湧いてきました。得点が入ったときは一番最初に南海のところに喜びに行きました。

東京NBは優勝争いをしていて、1試合も落とせないと思いますし、勝ちしか許されていない状況で、優勝に一番近いチームなので、モチベーションも高いと思います。一人ひとりの技術が高くて、とにかくうまいチームだと思いますが、自分たちはホーム最終戦なので、たくさんのサポーターの方がいる心強さがありますし、国立で勝ち切れなかった悔しさがあるので、必ず勝って、最後NACKで皆さんと一緒に喜び合いたいと思います。最後まで体を張って、絶対にVENTUSのゴールはやらせないという強い気持ちで、このエンブレムとともに最後まで熱く戦います。
メンバー

スターティングメンバー

61'
68'
46*'
61'
79'

控えメンバー

61'
68'
46*'
61'
79'

監督

柳井 里奈

スターティングメンバー

GK 31 野田 にな
DF 22 坂部 幸菜
DF 3 村松 智子
DF 5 松田 紫野
MF 8 菅野 奏音
MF 14 眞城 美春
MF 26 青木 夕菜
46*'
MF 7 北村 菜々美
90+5'
FW 19 山本 柚月
FW 27 樋渡 百花
70'
FW 29 松永 未夢
83'

控えメンバー

GK 1 田中 桃子
DF 4 三浦 紗津紀
90+5'
DF 30 宇津木 瑠美
83'
DF 33 岩清水 梓
FW 11 土方 麻椰
46*'
FW 23 氏原 里穂菜
70'
FW 24 伊藤 琴音

監督

松田 岳夫
試合詳細
3 シュート 13
16 GK 3
1 CK 6
2 直接FK 4
0 間接FK 0
0 PK 1
試合データ

主審

柳 彩乃

副審

曽根 未宇

副審

緒方 実央

第4の審判員

別府 朋香

入場者数

2,234人

天候

晴、無風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

28℃/33%
監督コメント
東京NBはタイトルがかかったゲームだったので、やはり勢いを持って入ってくるというところもありましたが、自分たちも先に前に出てなんとか守ってというよりかは、先に前に出ようというところで、あの時間帯に前線4枚が関わってゴールを取れました。

スピード感を持って、ゴールに直線的に向かえたところは、すばらしかったと思います。ただ、覚悟はしていましたが、その後少し自分たちのボールになる時間が少なくて、やはりもう一つゴールを取るためにというところで、後半少し形を変えて、なんとか迎え打てるようにしたいところでした。ただ、なかなか表現が難しいですけど、あのような形でPKになってしまったというところはすごく悔しいですし、選手たちも本当に必死になってやっている中で、運営される人も、すべての人が一生懸命やってくれていると思いますが、少しそういったところでゲームが崩れてしまったのかなというところは正直に思います。ただ、選手とともにまたベクトルを自分たちに向けて、最終節に向けてやっていければと思います。

失点した後の時間帯はものすごくもったいなかったと思いますし、失点のシーンも、オフサイドを取りにいってしまったところがすべてだったと思います。 相手のボックス内でターンしてシュートの技術は本当にすばらしかったので、そこは相手を褒めるしかないと思います。ただ、その前の自分たちのラインコントロールのところで少し横着をしたところはあったのかなと思います。 特に長いボール1本でやられてしまったというところは、本当にもったいなかったかなと思います。

もちろん私たちは、スコアレスドローではいけないので、必ずゴールをホームで取ろうと言っていた中で、私たちは1点取ったからなんとか守るというよりかは、本来であれば同じように前に出て行きたかったというところは正直にあります。 やはり前線の4枚、特にスタートで出た4枚というのは、推進力のある選手ですし、そういったところのうまくスペースをついていきながら、東京NBの3枚のDFがあまり攻撃に参加できないような形に持っていければ良かったのですが、そこも人数をかけて入ってこられてしまうと、少し私たちとしては苦しかったかなと思います。

新加入の選手もいますが、もともと前半戦からいる選手たちもアグレッシブに前に向くようになっていますし、大島は怪我で後半戦からというところ、後期から万全のコンディションに上げてきたことも、彼女のすばらしさだと思いますし、仲田も少しケガで出遅れましたが、しっかりグッと前に入っていく彼女の良さというのが、ここ最近見えていることは、すごくポジティブかなというところです。チームとしてゴールが取れているので、後ろのDFラインとしても、やられたらまずいというよりかは、「しっかり前に出ていこう、自分たちもゴールを取れるぞ」というところが、今日のゲームで少し後ろを少なくしても、乗松や佐藤(百音)が出て行ったり、そういったところはやはりチームとしてゴールを目指すというところにつながっているのかなと思います。
選手コメント
前々節、前節と、ここ最近はカウンターでボールを保持できる瞬間というのがすごく多くなっていたので、今日もそれを狙おうというのはずっと言っていた中で、いいボールの奪い方をして、前の4人が全員でその瞬間だけを狙っていたので、本当にパワーをかけて攻め切ったというようなシーンでしたが、自分たちの強みであるカウンターの部分がすごく出て良かったと思います。

先制した後もカウンター攻撃を目指すわけではないですが、やはり東京NBがボール保持が上手なので、そこでボールを持たれる時間は長いだろうなと予測していた中で、絶対に3バックの脇だったり、裏だったりが絶対に空いてくるので、そこをチームとして狙おうということは言っていました。奪った瞬間の動き出しの速さというところを、ずっと練習してきたことが今日の先制点につながったかなと思います。

ここ最近は、もう少しやれれば勝点が取れたのではないかという、あと一歩みたいなところで勝ち切れないという部分が多く、それが自分たちの今の現状なんだなと思います。その部分を受け止めながらも、VENTUSのサポーターも多く駆けつけてくれましたし、前節も26,000人以上の方が私たちの試合を見に来てくれて、初めて見に来たという人たちもいた中で、今日も昨日の男子トップチームが勝った勢いで見に来てくれた人たちも中にはいたのではないかなということもあって、本当にVENTUSとしての最後のホーム戦を全員でやはり勝利を届けたかったという思いでやっていたので、今日の敗戦というのは、上位相手ですけどやはり悔しいです。もう少しどうにかなったのではというか、苦しい時間帯もありましたが、ボールを保持して、どこかのタイミングでカウンターというところは、もう少し狙えた部分、丁寧につなぐこともできたのではないかなと振り返れば思います。VENTUSのサポーターの皆さんも、本当に最後まで応援してくれたと思いますし、本当に悔しいですね。

今季最終節はアウェイになってしまいますが、相手がどこであろうと自分たちのやることは変わらないと思いますし、勝点を取りにいくというところは絶対に変わらないので、そこをしっかり強い気持ちで取りにいきたいなと思います。
相手は優勝がかかっていたりして、すごく勢いを持って戦ってくるだろうなというところではありましたが、私たちも残り2試合で本当にどうしても勝点が取りたかったので、できるだけ早い段階で得点を狙うということと、最初ははっきりプレーすることを意識しました。相手は技術の高い選手が多いですし、得点力のあるチームでもあると思うので、まずは最初はっきりというところから、できるだけ前からプレッシャーをかけに行ければというところは徹底して入りました。

ボールを持たれる時間が長いということはわかっていたことでもあったので、そこをみんなで体を投げ出して、最後までついて行って、粘り強く戦おうというところは、チームとしてみんなで意識してやっていたところでもありました。前半の早い時間帯に得点ができて、守りに入らずにそのうえで、もう少し攻撃的に行きたかったなという部分はありますが、
ただ、前半の戦い方は良かったのではないかなと思います。

(得点シーンは)カウンターのような形からでしたが、DFラインとGKのあいだの速いボールは、トレーニングの中から練習していて、狙っていた部分でもあって、試合前のアップでも、「速いボールを使えそうだよね」という話をFW陣ともしていたので、まさにそれが出せたシーンだったかなと思います。欲を言えば、私で決め切りたかったですが、齋藤選手が詰めていてくれて本当に助かりました。

後半もボールを握られてしまう時間が長かった中で、それでも自分たちの奪ったボールを大事にしようという意識でやっていた中でしたが、運悪くPKになってしまって、そこから耐える力がまだまだ自分たちにはなかったなという部分と、もう少し早い時間帯、自分たちの流れの時間帯で、もう1点取れていたら、また結果も変わっていたかなと思うので、もう少し何かできたなというか、あのような負け方は悔しいというのが率直な気持ちです。

特に前期は本当に勝てない試合が続いて、私たちもですが、応援してくださるサポーターの皆さまにも、本当に苦しくてつらい時間を過ごさせてしまったなと思っています。後期になって、少し選手も加入した中で、勢いを持ったサッカーができるようになってきて、得点力も上がって、自分たちができることが増えてきた中で、勝ち切れたなと思う試合が本当に何試合もあるので、そういったところを取りこぼさずに勝ち切れるチームがやはりリーグの上位にいるチームになっているのかなと思うので、私たちも残り1試合しかないですが、必ず勝点を取って、最後は笑って終わりたいなということと、来季にしっかりとつなげていきたいなと思います。
フォトギャラリー

(写真:早草紀子)

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